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蹴球力を鍛える

京都サンガ、Jリーグ、ひいてはサッカーに関すること全てのサポーターです。

2016.9.24「矢島倫太郎の成長」オーストリア2部第10節 SVホルン vs FCリーフェリング

2016.9.17

オーストリア2部リーグ第10節

SVホルン2―3 FCリーフェリング

得点者

オリバーフィリップ(25') (FCリーフェリング)

 クサーヴァーシュラガー (56') (FCリーフェリング)

矢島倫太郎(76') (SVホルン)

ルビッチ(80')(SVホルン)

ハンネスウルフ(85') (FCリーフェリング)

MOM:4シュレーガー(FCリーフェリング)

 

第10節、SVホルンの相手は首位のFCリーフェリング。

言わずと知れたオーストリア1部でここ数年トップをひた走るザルツブルグレッドブルグの2軍チームです。

スタメンには各国の有望な若手選手が集い、21歳のキーパーが一番年上という陣営です(ちなみにフィールドプレーヤーでは20歳の奥川雅也が最年長タイ)。

苦しい戦いが予想される中、意外にもSVホルンのペースで試合は始まります。

1トップを務める23スリマニに、この試合もボールを集める戦法なのですが、この試合序盤は彼によくボールが収まったところがホルンのペースを作ったのでしょう。

しかし時間の経過とともに地力の差が表れ始め、リーフェリングが試合を支配し始めます。

前節戦ったLASKリンツも前節の時点では首位を走る強豪でしたが、リーフェリングのサッカーはオーストリア2部では異質と言ってもよいでしょう。

はっきり言ってしまえばザルツブルグの2軍。シーズン内での1軍2軍の選手の入れ替えも多く、有望な若手の寄せ集めチームなのですが、コーチが優秀なのかシーズン半ばで選手間での戦術理解が浸透したのか、実に見事な連携を見せています。

間違いなくこのリーグで一番強いチームでしょう。

チームの間に明らかな地力の差があるホルンとリーフェリングですが、案の定前半に1点、後半始まってすぐに1点、合計2点をホルンは失点してしまいます。

完全なる負け試合の展開。

重苦しい空気が流れる中、試合の流れを大きく変えたのは20矢島倫太郎でした。

ホルン最大の武器であるセットプレーのこぼれ球を、PA外からボレーシュートをきれいに突き刺します。1-2

この1点で完全に流れが変わり、その4分後にはカウンターの流れからルビッチが綺麗なコントロールミドルシュートをゴール左隅へ!2-2

 もう完全にホルンのパターンと言ってよいでしょう。「2点差は怖い点差」という風説を地で行く展開です。

 しかし得てして現実はうまくいかないものです。

83分、リーフェリングのクロスが3ボーテルにあたり、不運なオウンゴールが生まれてしまいます。これで2-3。 

ここで試合終了。残念ながらホルンは敗れてしまいました。

ホルンにとっては更に不運なことに、試合終了間際、ホルン最大の武器と言ってもいい正確なセットプレーの持ち主である、左SB,デンナーが負傷交代してしまいます。

ホルンにとってはつかみかけた勝ち点を、おつりをつけて返上しなくてはならない苦しい試合となってしまいました。

 

日本人の評価

権田修一(フル出場)

・・・この試合も安定していました。

ホルンの守備だけではなく、その正確かつ素早いキックによって攻撃の要にもなっています。大車輪の活躍とはこのこと。

 

・矢島倫太郎(先発出場、86分途中交代)

・・・無難な試合運び。

決めたゴールは見事の一言です。

試合を追うごとにチームにフィットしている感が出てきました。

もはやチームには欠かせない存在ですね(主にパス回しの部分で)。

ホルンの選手の中では1つ抜けた才能を感じます。

しかし、リーグ全体で考えれば、特に今節の相手であるろーふぇリングの選手と比べると埋もれてしまう感があるのも事実。

更なる飛躍に期待しましょう。

 

榊翔太(64分から途中出場)

今節は比較的長い時間プレーしていました。

していましたが、目立ったプレーは見せられず。

一度裏抜けからアシストもののクロスを上げましたが、得点には結びつかず。

ステップアップに向け、厳しい戦いが続きます。

 

・新井瑞樹(86分から途中出場)

浦和ユース上がりの19歳。

今節初出場を果たしました。

短いプレー時間ながらも、ユース時代から光っていたドリブルの技術を見せつけました。

FWでもよいプレーを見せる選手ですが、ホルンの1トップシステムでは再度出場が続きそうですね。

これからの成長が期待される逸材です。

 

・奥川雅也(フル出場):FCリーフェリング

・・・京都サンガFCが生んだ若きアタッカー。

今シーズンはじまって全試合スタメン出場、2アシストを記録しています。

この試合でも要所要所で華麗なトリックで魅せていました。

テクニシャンぞろいのリーフェリングの中でも、「一番うまい」選手なのは間違いありませんが、「一番怖い」選手にはなりきれていないんだろうな、というのが感想です。

厳しい見方をすると、この試合ではインパクトという意味で他の若手に喰われていました。

例えばリーフェリング4番の守備的ミッドフィールダーのシュレーガー選手。

年代別オーストリア代表の常連で、この試合でも得点に守備に大活躍でした。

近い将来必ず大舞台に出てくるという予感があります。

要チェック!

奥川も日本の将来を背負って立つ存在なのは間違いないので、これからに期待したいところです。

 

これでホルンは第10節終わって9位。厳しいですね~。

5位までは勝ち点差5以内に密集しているので、今の間に順位を上げたいところです。

矢島倫太郎の成長が目立った試合でしたが、より一層の伸びを期待したいですね。

初出場の新井選手も良いタレントを持っている選手です。

これからもSVホルンを見守りましょう!